2. 会社を守る就業規則が大切なのはなぜ?

ルールは守らなければならないことを教える必要がある

  就業規則は、会社としての規範を示すことです。社員の働き方はもとより、上司や事業主の指揮命令の出し方まで規定することで、社員も安心して勤務できるようになるわけです。いくら優秀な社員であっても、個々の社員が自分の考えだけを正しいと信じて勝手な仕事をしていては、会社としてまとまった生産性を上げることはできません。

また、仕事の途中で私用を行ったり、仕事中に会社のパソコンを私的にネット利用したり株取引を行ってはならないことは、言わなければわからない人たちもいます。

会社の立場をルールで統一する

  ルールが決められていなければ、事業主が勝手に給与を減額したり長時間の残業をさせたりすることがルール違反ではなくなってしまいます。逆に、社員のいい加減な仕事で機械や備品を壊してしまっても責任を問えなくなりかねません。

社員は、同僚や事業主とともに同じ方向を向いて働いてこそ中小企業の経営推進力が発揮され、業績も上がります。社員個々の感性や常識は、就業規則という規範を周知させ約束させることで統一させます。そして真面目な社員に報いることが大切なこととなるのです。

就業規則は必要のつど見直しが必要

会社を守るためやまじめに働く社員を守るために、やむを得ない措置を取らざるを得ないこともありますが、就業規則の内容によっては、これらの措置すら適切に取ることができないこともありますから、必要のつど見直しが必要なのです。

当職の就業規則本

就業規則の作成・見直し・運用
  • 著者: 木全 美千男, 成瀬 良二,
    鷲野 裕子, 杉田 貴信
  • 単行本: 295ページ
  • 出版社: セルバ出版
  • 発売日: 2008/8/29


小売業 店舗経営の極意と労務管理・人材育成・事業承継
  • 著者: 安 紗弥香, 木全 美千男
  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: 日本法令
  • 発売日: 2014/12/8