就業規則イメージ
 経営者は常にお金と人のことで悩んでいます。
中小企業の経営者に就業規則の話をすると、就業規則をつくって会社は儲かるのかという質問を受けます。
この質問には、「就業規則をつくっても会社を儲けさせることはできません。しかし会社にとってマイナスになる社員を追放できます。」ということが目的です。
なぜかというと、社員と会社の労使トラブルを起こして思わぬ金を持っていこうとするを防ぐことができるからです。
また労働基準監督署の調査により、サービス残業等を摘発され、何百万円、時には何千万円の支出を余儀なくされることがあります。社員は社長に忠実なフリをして会社から金を巻き上げようとしている者もいるし、またユニオンに加入して会社にプレッシャーをかけてくる者もいます。
そのため、元従業員などからの多額の損害賠償を受け入れざるをえないリスクがあるのです。会社にとって最も大事なカネが流出します。
 したがって、就業規則は、未制定なら制定し、制定しているなら会社をガードできるように、セイフティ-ネットをすることにより会社を労務リスクから守り、損が生じないようなものでなければなりません。
儲からないというだけで放置しておけば、いよいよ労務リスクに見まわれ労務倒産も現実のものとなるでしょう。
人事労務のリスクマネジメントは急務です。
そこで当事務所は、厳しい就業規則の作成や改新の提案をしているのです。
なぜなら、お金は会社にとって一番重要だからです。
企業は人なりと一般的に言いますが、違います。企業は金なりが正解です。

会社の利益を出す就業規則ってなに?

会社内外のリスクに対処するためのもの

「会社の利益を出す」というと、どういう規則なんだろうと思う方が大勢いると思います。
中小企業の発展は、一にも二にも人材にかかっています。物や建物をつくったり、商品を売ったり運んだりする者が優秀であれば、会社の発展にも直接的に寄与しますが、その反対であればたちまち業績不振になってしまいます。
中小企業では、人材活用の重要性は、大企業と比較にならないほど高く、仕事の密度、効率、生産性など、すべては人の問題といっても過言ではありません。
そのため、一部の不良社員、無能社員、仕事のできない社員など、その他が、経営や資金繰りに重大な損失を与えることが多々あるわけです。
そうした人的リスクから会社や真面目な社員を守るためのルールを定めたものが就業規則です。
そうしたことが会社に「カネ」を残すことになるのです。

当職の就業規則本

就業規則の作成・見直し・運用
                                               
  • 著者: 木全 美千男, 他
  • 単行本: 295ページ
  • 出版社: セルバ出版
  • 発売日: 2008/8/29


小売業 店舗経営の極意と労務管理・人材育成・事業承継
  • 著者: 安 紗弥香, 木全 美千男
  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: 日本法令
  • 発売日: 2014/12/8

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